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新・御宿かわせみ

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新・御宿かわせみ / 平岩弓枝 / 文藝春秋 / P 349

江戸のかわせみシリーズが終り、明治編に入りました。


「まるで、東吾が戻ってきたような・・・」
それほど自分は長年、叔父上と呼んでいた実の父にそっくりなのかと、
夜更け、漸く自分の部屋で一人になった時、灯の近くに鏡を持って行って
つくづく我が顔を眺めたものである。
それ故、先刻、門口で嘉助が咄嗟に口に出しかけてそのまま声にしなかった
言葉が誰の名前であったかも、直ぐにわかった。

麻太郎にとっても、これは重く、悲痛な現実であった。
「かわせみ」の居間に通って、まず仏壇に向って麻太郎は再び、息を呑んだ。
白木の位牌には何も書かれていなかった。
戒名はおろか、その人の名も記されていなかった。狸穴の仏壇にあったのも、
全く同じ位牌であった。
そのことは、神林東吾という一人の人間の死を、彼を知る全ての人が
認めていない証であった。  「文中より・・」

前作品の江戸編シリーズから話が続いていますので、
読まれていない方は、先に江戸編をお薦めします。
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Commented by ビオラ at 2008-05-04 08:49 x
misakiさん、こんにちは。

御宿かわせみ シリーズは、数冊だけですけど
読んだことが、ありますよ。
TVの影響です(苦笑)

江戸のお話は、結構好きなので、畠中恵さんの本を
以前は、読み漁ってました。(しゃばけシリーズなど)
Commented by まみ at 2008-05-04 10:13 x
misakiさん こんにちは

御宿かわせみ 
私もTVドラマの影響で その頃何度も原作を読みました。
名作ですね。
熱烈な 御宿かわせみ ファンサイト 一時閲覧していました。

時代ものは大好きです。

あ~ また 読みたくなってきました。

Commented by yuyukan12 at 2008-05-04 13:27
ビオラさん こんにちは

TVで放映されていた時には興味もなくて
本も読んでいませんでしたのよ。
読むきっかけは、ネットのお仲間から紹介をして頂いてから、
面白くて全巻読破しました。

畠中恵さんの小説も面白く、私も好きです。
Commented by yuyukan12 at 2008-05-04 13:44
まみさん こんにちは

熱烈なファンでしたか。私は、その頃はちっとも興味が無くて
本どころかドラマも観ていませんでした。

「かわせみ」の江戸編に嵌ってしまって、
明治編に入ると、最初は違和感がありましたが、
読み進むと又、面白みが増してきました。

読む機会があったら、まみさんも明治編も読んでみてくださいね。
by yuyukan12 | 2008-05-03 16:25 | 読書記録 | Comments(4)

感謝の心と笑顔で、在宅酸素療養の日々を過ごしています。 misaki


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